つながる世界を生きる。ブログ

自分とつながる、人とつながる、そして自然と・・。 スマイルメーカー岡村しげるの「つながる世界」探究ブログ。

「最高!の一年」に大切な3つのこと

こんにちは、心の研究家 スマイルメーカー岡村しげるです。

「つながる世界を生きる。ブログ」 2015年の初投稿です。

 

実はこの記事、1月2日に新年の挨拶とともに8割方書いていたのですが、日々の案件をこなしているうちに、1月も終わりに近づいてしまいました。

今年2015年は、個人的にも世の中的にも、吉凶様々な流れが錯綜しそうです。この年始からの体験に、「振り回されず自分のやるべきことだけをやるように」「きちんと完了させるように」と言われているような気がします。

 

さて、遅ればせながらまずはごあいさつから。

本年も心に響いたこと、伝えたいことを綴っていこうと思います。縁あって読んでくれた方の気持ちに、何かしらの風が立ったら素敵なことです。今年もよろしくお願いします。

 

今日は、年始に考えた一年の指針について綴ります。

正月には、きっと「今年も/今年こそ、いい年にしよう」と思われたことでしょう。自分もそうでした。今年はどんな指針を掲げようか、と考えながら過ごしていたら、いいメッセージと出会うことができました。

 

以前からEテレの「スーパープレゼンテーション(TED)」が好きで、録り溜めてたまに見ています。お正月にあるタイトルに魅かれて一本を選びました。「幸せな人生の秘訣 教えます」。おっ、ツボにはまりました。魅かれませんか(笑)。

 

で、見ました。なかなかうまくまとまっていて、自分の気持ちにもしっくりきたので、2015年の指針にしようと思いました。さっそく紹介しましょう。

 

プレゼンターは、トロント在住のスーパーマーケットに勤務する30代の男性で人気ブロガーのニール・パスリチャさん。幸せで順風満帆だった人生ですが、離婚や親友の死を経験しどん底になります。そこから抜け出そうと自分のために始めた、”日常の幸せ備忘録的ブログ"「1000の最高のこと」が口コミで人気ブログになり、作家の仲間入りをしたそうです。

 

そんなシンデレラボーイのニールさん。大切にしている3つのAがあるそうです。

The 3 A's of awesome awesomは、最高!イケてる、のようなニュアンス。

彼は、”Awesome(最高!)"な人生には3つのAが大切だと言います。

Attitude(前向きな姿勢)・・・つらいことがあっても前に進むこと
Awareness(豊かな感性)・・・暮らしの中に小さな喜びを見つけること
Authenticity(本当の自分)・・・自分が楽しいと思えることをやること

▼生プレゼンはこちら(映像)

12月3日放送 | これまでの放送 | スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン

 

このプレゼンをもとにスマイルメーカー的観点を加えて、自分なりの「今年を最高の一年にする指針」をまとめてみました。

1.Attitude(前向きな態度)

人生生きていれば、良いことも悪いこともおきます。これはある程度年齢を重ねれば誰もが認めるところでしょう。ニールさんも言っていますが悪いことが起きて嘆き悲しんだ後には2つの道があります。

ひとつは「まだ嘆き続けること」。2つめの道は「もう一度歩き始めること」。

 

ここで Attitude(前向きな態度)は、「もう一度歩き始める」を選びましょう、ということです。当たり前に感じますが、ここに見逃しがちな、でもとても大切なポイントがあります。僕も見逃して長い間苦しんだ箇所でもあります。

 

それは、悪いことが起きた時には「嘆き悲しんで」、それからもう一度歩き始める、ということです。そう、嘆き悲しみましょう、と言っています。こうやって書くと変に聴こえますね(微笑)。でもその変なことをおススメしています。

 

かつての自分は、悪いことが起きても、それを何事もなかったかのように気持ちにフタをして止まらず歩き続けたものでした。それが男だ、タフさだと思っていましたから。

けれども今振り返ってみると、それは単なる強がりで、自分の気持ちと向き合うことを避ける、どちらかというと後ろ向きな態度だったことがわかります。

 

このやり方は、一時的にうまくすり抜けられた気分になります。けれども、実は辛い思いが潜在意識に溜まっていき、いつかどこかのタイミングで感情の爆発、抑うつ。さらに続けると病気、事故などの現象として現れることが通常です。

 

一方、本当の「前向きな態度」とは、自分の素直な気持ちを認めながらそれでもその気持ちに振り回されない、という在り方です。一喜一憂しながらも、すぐ本来の道に戻る態度です。これを意識しておけば人生の余計な回り道は随分減ることでしょう。

この、一喜一憂した後に「戻る力」、「もう一度歩き始める力」をきちんと育んでいこう、ということです。

 

今年2015年は、良きにつけ悪しきにつけ「思いが現実化する年」と言われます。自分の内面にもさまざまな思いがあるので、良いこと、悪いことが頻繁に起きてくるでしょう。そんな中でも、日々、一喜一憂しながらも振り回されることなく、平常心で坦々と歩む。そんな一年を過ごしたいと思います。

 

2.Awareness(気づき・豊かな感性)

自分の内側や周囲で起きてることに興味や驚きを持って十分に気づいていること、そしてそれを心地よく味わうこと、そんな豊かな感性を育みたいと思います。

ニールさんは、

自分の中の3歳児を大事にし、暮らしの中に小さな喜びを見つけること

と表現しています。

 

私たちはともすると、長じるにつれ痛みや傷を感じるのを避けようと、感性を鈍らせてしまいます。これはまずい選択です。感性を鈍らせてしまうと痛みや傷も感じなくなるかわりに、喜びも感じなくなってしまいます。その先にはまるでロボットのような味気ない人生が待っています。

 

また、つぎのような視点に立つと、感性を鈍らせることは自殺行為かもしれません。

「人生の意義は、”欠落感”を手放し、本来完全である”本質の自分”を思い出していくことにある。心の痛みや傷は、あなたが”欠落感”というカン違いを抱えていることを教えてくれる警告灯だ。人は痛みや傷を手掛かりに本質の自分へと近づいていく。」

感性を鈍らせることは、警告灯を切ってしまうことになるからです。 

 

今年は3歳児の自分と仲良くしながら、もう一度自分や世界を見直してみようと思います。一種の原点回帰です。五感を使ってその味わいを楽しむことを覚えていくうちに、嫌なことであってもペーソス(哀愁)やアンニュイとして味わえるようになるものです。いつかは何事も心地よく味わっていつもニコニコしている「好々爺」になれるよう、今年も癒しを進めながら、いっそう豊かな感性を育てていこうと思います。  

 

3.Authenticity(本物であること)

本当のじぶんであること。

ニールさんのプレゼンでは、60年代にNFLで大活躍したアメフト選手の話が例に出ていました。みかけメチャクチャいかついその選手にはアメフトともうひとつの趣味がありました。それは「刺繍」。。その「いかつい」容姿にもかまわず、彼は教室に参加して刺繍を習い、最後には刺繍の教本を出版するまでになったとのことでした。

 

刺繍をするアメフト選手は格別カッコいいとは思いませんが、自分に忠実だった男性はカッコいいと思います。人からどう思われるかを気にせずに「好きなこと」を「好き」と言えるひとは、エネルギッシュで魅力的です。

 

人は年齢を重ねるにつれ、役割が増えるにつれて、虚勢を張ったりカッコつけたくなったりする場合があります。幼少の頃、受け入れられるため、愛されるため、自分らしくあることをやめてしまったかもしれません。時には、やり過ぎて自分らしさが何だかわからなくなる、ということもあるでしょう。僕自身、そういう危機的状況を何度もくぐり抜けてきました。

 

そうしていることに気づいたら、
等身大の自分に戻りましょう。本当のじぶんでいましょう。

 

人は劣等感や自己否定を感じると虚勢を張りたくなるものですが、虚勢を張るたび劣等感や自己否定が潜在的に強化されてしまいます。するとますます虚勢を張りたくなってしまう。まるで麻薬のよう、悪循環です。さんざんやってきたのでよくわかります。

 等身大の自分、本当の自分が分からなくなったら、まずは虚勢を張る自分、カッコつける自分、劣等感のある自分、自己否定する自分。そんな自分を受入れます。完璧にほど遠い自分がいても、それを受け入れることからいい流れが始まるものです。

 

完璧にほど遠いとしても、だから何でしょう。落ち着いて考えれば大抵の場合何ら支障はありません。虚勢を張るのをやめられれば、素の自分を隠すのに使っていたエネルギーが自分に戻ってきます。そしてそのエネルギーは建設的な方向に使うことができ、いい方向に転がり始めます。そして何より想像してみてください。もし何も隠す必要がなかったら、どれだけ心穏やかで安心していられるでしょう。

 

2014年は不正が明るみに出る事件がいろいろありました。今年もその流れは加速していくでしょう。ありのままの自分、本物の自分になるよう迫られているようにも感じます。この流れに乗って自己受容を進める一年にしようと思います。そして本物であることに磨きをかけていこうと思います。

 

The 3 A's of awesome for 2015.

  • Attitude(前向きな態度)
  • Awareness(気づき・豊かな感性)
  • Authenticity(本物であること)

この「3つのA」の指針を胸に、2015年を最高の一年にしようと思います。

少しでも参考になることがあったら嬉しいです。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

スマイルメーカー岡村しげるでした。

 

長文におつき合いいただいたあなたに「最高!の一年」が訪れますように☆

 

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