むかしむかし
シアワセでユタカでありたくて
みんなを喜ばせようとかんがえた。
そしてがんばると、うまくいった。
みんな喜んだ。
そしてそれをみて
僕もシアワセでユタカだった。
でもあるとき気がつくと、
僕はすっからかん。空っぽになっていた。
もうシアワセでもユタカでもなかった。。
すると、誰かが教えてくれた。
「まず自分を満たすんだよ。
君がシアワセでユタカでいれば、
みんなもシアワセでユタカになるよ。」
そしてがんばると、うまくいった。
僕は満たされた。みんなも喜んでくれた。
僕はまたシアワセでユタカになった。
でもあるとき気がつくと、
僕はねたまれ、嫌われていた。
僕も、もっとシアワセでユタカな人が
ねたましく、嫌いだった。
もうシアワセでもユタカでもなかった。。
いろいろやってみたけれど、
シアワセもユタカさも
一時的にはなれたって、
ずっとは なれないものなのさ。。
「もう、あきらめよう。」
そう思った。
そのとき、どこからか声がした。
「
だから言ったろ
『みんな』を喜ばせろって!
『自分』を満たせって!
」
「・・・」
『みんな』っていえば『みんな』。
・・・
僕もはいるってことなのかな。。
『自分』って、、
自分の家、自分の街、自分の地域、自分の国、自分の星、、、。
・・・
みんなもはいるってことなのかな。。
『みんな』を喜ばせる。
『自分』を満たす。
どっちでもいい。
徹底的にやることだ。
いつか
『みんな』と『自分』の区別はなくなる。
世界がシアワセでユタカでありますように。