今日は息子の体育祭を覗きました。
付属高校で自校のグラウンドがあまり広くない為か、大学の敷地内で開催されるのでした。
そんなことでひさしぶりにキャンパスを歩きました。別にそこの卒業生ではないですが歩いていると自然に学生の頃が思い出されます。
今の大学生は純粋に楽しそうです。
数名でコントラバスの練習をしていたり、野球のグラウンドから練習の声が聞こえてきます。カッコいいベースのフュージョン系バンドの演奏が聞けたり、何組かすれ違った5,6人でつるんでる男女のグループの仲間感をいいな、と思います。
そんな感じでキャンパスをそぞろ歩いていると、なぜか胸のあたりにしくしくと違和感がありました。
「あれ、なんだろう?」
しばらく内観していると気づいたことがありました。
自然と思いだされた自分の学生時代ですが、なにかにつけ突っ張ってた気がします。素直な気持ちを表現しないというか、ムリしたり背伸びしたり、カッコつけるのが当たり前というか。。なんかもっと歪んでドロドロしていたというか(苦笑)。。ひと言でいえば「素直じゃなかった」。。
多くのことを抑圧せざるを得なかった環境のせいなのか。時代の影響もあったのか。
(なんせ「ギンギラギンにさりげなく」とか、「学校の窓ガラ~ス、壊してまわった・・」っていう時代でしたから・・(苦笑))
「素直」に
夢中になったり、
なりたいものを思い描いたり、
美味しいものを味わったり、
穏やかさを楽しんだり、
可愛いものをかわいがったり、
自然の美しさや芸術を堪能したり、、
できてなかったなぁ・・、と。
決して当時が楽しくなかったわけじゃないし、どちらかというと好きなことをやっていましたが、現在から振り返ってみると「素直な欲求」を検閲していた気がします。
変な話ですが「素直な欲求」でも、酒飲んでバカ騒ぎして合コンしてというようなエゴ的欲求は比較的許可が出ていました。
けれども、素直に気に入った人と仲良くなる、とか、子供たちと遊ぶボランティア活動してみたい、というような「素の欲求」はなぜか抑圧していたようです。カッコ悪いと思ったのかもしれません。
素直に楽しんでいる今の学生たちを見て、そんな当時の自分を思い出したのでした。
「素直な欲求」を認めてなかったなぁ。
「素直な欲求」を満たしてなかったなぁ。
まつわる当時の想いが湧いてきました。
ほろ苦い思い、酸っぱい思い出など、
その時感じていた気持ちを追体験しました。
気づかずにいたわだかまりが溶けて、
心の淀みがスッと消えたのがわかりました。
今日は、意外と未完了のことがあったことに気づけました。
「学生時代は楽しかった」という印象だったので盲点になっていました。
こういうこともあるのかと思い、楽しかった時期もあらためて回想してみようと思ったのでした。
クリアリングがまた一歩進んだいい機会でした。
こんなこともあるよ、とご参考まで。
スマイルメーカー岡村茂でした。