先日受けた、脳波を使ったバイオフィードバックトレーニング。
僕の場合、覚醒時の脳波のピークがα(アルファ)波のうち低めの周波数帯域にあるので、パフォーマンスを発揮しやすいミッドα(アルファ)波にピークがくる意識状態に移行しようというところでした。
それが2週間前のこと。
以来意識状態に気をつけて過ごしていました。
そして今日、気をつけて過ごした結果、変化したかどうかの確認をしようと、もう一度測定と訓練に鎌倉のクリニックまで足を運びました。
前回のピークが 8.5Hzで、今回は1Hz アップした 9.5Hzを目標にしていました。
さて、結果は果たして…。
まず最初の測定では、第1のピークが 10.5 Hz、次のピークが 9Hz、そして 8.5Hz と続きました。一気に 2Hzも上がりました。
あと前回より、β(ベータ)波が増えたり、筋肉の緊張で筋電が邪魔をし脳波が取れない時間が増えてしまいました。
前回がリラックスしすぎの体(てい)だったので、意識を張った状態を定着するように取り組んでいたら、少し緊張気味になってしまったようです。
まぁベストを探るための試行錯誤。こうしたものでしょう。
この結果を受け、今日のバイオフィードバック訓練では、いまの意識を張った状態のまま、腹式呼吸を使ってリラックスを生み出すよう意識してみました。
また、体の状態や内面の状態を鋭敏に観察し、できるだけ気づいていよう、ということも意識してみました。
さらに、リラックスしつつフローが感じられる、自分の好みの音楽を軽く脳内再生してみたりもしました。
こうしたことを意識しながら、目指す脳波状態になった時に鳴る”小鳥のさえずり”を頼りに意識状態を整えていくと、再び要領が掴めてきて、小鳥がなく時間が増えてきました。
訓練の結果、最終的には、第1のピークが 9.0Hz、第2のピークが同位で 9.5Hzと 8.5Hz、続いて10Hz という形になりました。
ベストではないですが、ぼちぼちいい状態で維持できるように持ってこられました。
今回の収穫としては、狙っている脳波(=ミッドα波)が出る意識状態が、より緻密にとらえられたことでした。
言語化するなら、前回は「高速道路を運転しているような感覚」というところから、今回は「『いま・ここ』にいて、起きているすべてに気づいている」ような感覚と表現できます。
いわゆるマインドフルネスの状態といっていいかもしれません。
マインドフルネスがパフォーマンスを発揮しやすい状態を作ると言われるのが、実感を持って理解できた気がします。
また、このことで普段からマインドフルネスの状態を維持する動機づけができ、またその感覚が意識化でき思い出すことができるようになりました。
これらを糧にマインドフルネスの意識状態を定着してみようと思います。数ヶ月後にまたチェックしてみるつもりです。
脳波測定とバイオフィードバック訓練。
思った以上に楽しい経験となりました。
自分もやってみたいと思った方はコチラをどうぞ。
8月中はキャンペーン割引があるそうです。
それから余談ですが、脳波測定してくれた先生に「身体のバランスがいいから、安定して脳波が取れる。」と言われました。
普通の人より筋電によるノイズが少なく、脳波測定を邪魔しなかったようです。
身体の状態が、脳波やひいては意識状態にも影響するようですね、やはり。
確かに身体が整うに連れ、精神的にも安定してきた実感はあります。
心身一如ですね。
お知らせですが、僕が身体を整えるのに役立ったものを紹介する、少人数制のワークショップを定期的に開催しています。
次回は9月です。よかったらこちらもご覧ください。
8月も折り返し。
お盆休みの方も多いかもしれません。
英気を養いつつ次のステージの準備ができるといいですね。
ではまた。
自己変革のコンサルタント
スマイルメーカー岡村茂