細かな定義はすっ飛ばして、
「成長」つまり、自分を高めることは、
「成功」つまり、豊かさにつながるように思う。
でも「成功(豊かさ)」を求めても、
必ずしも「成長(自分を高める)」にはつながらないようだ。
思うに、成功(豊かさ)の主な要素のひとつに「快適さ」があり、
一方、成長(自分を高める)の要素には「高負荷=ストレス状態=不快」がある。
成長とは、既存の枠を超えて未知の領域へ進む、ということ。
それは通常不安や怖れを生み、ストレスがかかる。
そのストレス状態で、平常状態でいられることが、
「成長」(自分が高まる)ということだろう。
そしてその結果、
かつての未知が既知になり、扱える領域が増え、
以前より快適さが増し、それが豊かさにつながる。
つまり、
「成長」は一時的な不快を伴ってそのプロセスを推し進め、
その後に「成功」がついてくる、
と言える。
一方「成功」を追っかけると、その途上で不快さが現れたとき、
(そして、それは成功に必要な成長痛のようなものなので必ず現れるのだが)
その不快さを「成功ではないもの」と見誤り、その行程を避けてしまうのだ。
これはたいてい無意識に行われる。
そして、この回避は停滞につながる。
結果、「成長」せず「成功」も止まる。
おそらく流れの早くなるこれからは、
停滞は成功が止まるだけでは済まず後退につながるだろう。
気をつけてないとハマる。
おそらく本当は突き詰めれば、どちらを目指そうが行き着く先は同じだと思うが、ハマりやすさの度合いが違うのだろう。
新年を迎えるにあたって、あらためて
「成長(自分を高める)を目的とし、成功(豊かさ)は二次的な成果とする」
という指針を心に刻もう。