つながる世界を生きる。ブログ

自分とつながる、人とつながる、そして自然と・・。 スマイルメーカー岡村しげるの「つながる世界」探究ブログ。

たしかなこと

仕事柄たくさんの人の話を聴きます。

 

それぞれの物語があり、

ときには八方塞がりに感じて悩んでいることもあります。

 

その人の立場に立って、

その人の目を通してみると、

そう感じるのも無理はない、というよりむしろ、

行き詰りを感じる他ないだろう、という場合もあります。

 

そんなときは、

その苦しみを理解し、側にたたずみながら、

その人がべつの視点が持てるようになるまで

信頼して待つことになります。

 

そんなときは、釈迦の言う

「私たちの世界は自分の思い通りにならないことばかりである」

を思い出します。

 

 

さて、

人間であるということは、

制限を抱えた無限の存在である、ということ。

 

制限を感じては新しい視点を獲得してより成長する。

そしてより大きな制限に到達し、またそれを超える視点を獲得し成長する。

その繰り返し。そして「無限」という性質を感得し始めます。

 

 

だから『制限』にぶつかることは避けられない。

この次元で暮らす人間である限り。

 

けれども当初「苦しみ」でしかなかった『制限』は、

「成長のきっかけ」へとその意味合いを変えていく。

そして、制限を抱えた無限の存在だと理解が進みます。

 

 

このように人間であることには、苦しさも喜びも伴います。

「制限」の中にいる時は無情さ、非情さに打ちのめされることもあります。

苦しんでいる人のそばにいて辛くなることもあるでしょう。

 

そんな時には歌を聴いて、

ひと息ついてまた歩きます。

 

雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で

悲しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろう

 :

自分のこと大切にして 誰れかのこと そっと思うみたいに

切ないとき ひとりでいないで 遠く 遠く離れていかないで

 

疑うより信じていたい たとえ心の傷はいえなくても

なくしたもの探しにいこう いつか いつの日か見つかるはず

 

小田和正「たしかなこと」

 

 

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※カバーヴァージョンです。